新型コロナウイルスの感染拡大を受けて対面での協議ができない状況に、双方は不満を募らせています。
当局者や外交筋は、英国が移行期間の延長を要請する期限である6月末を前に再び緊張が高まると予想しています。
EUとの交渉に関与している英政府高官は「ビデオ会議では思うように交渉できない。今後、ある時点で対面で協議できれば、間違いなく有益だ。対面のほうが容易に理解し合える」と語りました。
ジョンソン英首相とアイルランドのバラッカー首相が昨年10月、リバプール近郊で散歩をしながら会談した時のように、EU離脱交渉ではこれまでに、非公式の私的な話し合いが事態の打開につながったケースがあります。